池井戸潤氏の小説、おすすめ5選!

紹介

池井戸潤といえば、今や映画にドラマに引っ張りだこの原作者。

その映画・ドラマもヒットして、押しも押されぬ有名小説家です。

 

池井戸 潤(いけいど・じゅん)

岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。
「果つる底なき」(講談社文庫)で江戸川乱歩賞、「鉄の骨」(講談社文庫)で吉川英治文学新人賞、「下町ロケット」(小学館文庫)で直木賞を受賞。

(「Amazon」より) 

 

一押しのポイント

突然ですが、働くって楽ではないですよね。

時には過大な成果を求められ、時には理不尽な言葉を投げかけられ、時には好きでもない残業に迫られるなんてこともあるかもしれません。

 

池井戸氏の作品の魅力は何と言っても、理不尽と闘うサラリーマン。

組織の論理や、個人の保身や嫉妬、幾多の理不尽に迫られながら、へこたれず腐らず徹底的に行動します。

その信念が読者を惹きつけて止まないのでしょうね。

また、いずれの作品もエンディングには感動の大団円が待ち受けていることも池井戸作品の魅力です。

 

お薦めの5冊

では、おすすめの作品を5つご紹介します。

   

オレたちバブル入行組

 

話題沸騰のドラマ『半沢直樹』(堺雅人主演)原作! バブル期に大手銀行に入行し、今は大阪西支店融資課長の半沢直樹。支店長の命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を半沢に押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢に残された手は債権回収しかない――。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。しかも入行以来いいことなしのバブル世代。しかし嘆いてばかりじゃ始まらない。顔を上げろ、プライドを捨てるな、そのうち負け分を取り戻してやる! 働く者すべての勇気を奮い起こさせる痛快エンターテインメント。

(「amazon」より)

 

半沢直樹」はもはや説明の必要もないかもしれませんね。

ドラマでも大ヒットを飛ばした本作品。「やられたらやり返す、倍返しだ」でも注目を集めました。

現在はシリーズとして、第4作まで発巻されています。

勧善懲悪がはっきりしており、非常に優れた能力と舌鋒を持つ半沢シリーズ。

そんな半沢が圧倒的逆境を切り拓いていくさまは、気分爽快です。

ただ、個人的に好きなのは、こうした超人的な半沢が、同僚の前で愚痴や悪態をついたり、妻の花にやり込められたりする姿を見ることかもしれません。

  

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不祥事

もう、黙ってられないっ。
あなたたちの常識は、世間の非常識よ!

「ベテラン女子行員はコストだよ」そう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの”狂咲”こと花咲舞。トラブルを抱えた支店をまわり(=臨店)、業務改善を指導する舞は、事務と人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる!
 
世の中どこもかしこも、黙っていられないことばかり。でも、それをいつもただせるわけじゃない……モヤモヤした思いを抱えるあなたに替わって、花咲舞がバッサリやってくれます。気持ちの晴れる、痛快度ナンバー1小説!

(「BOOKS」データベースより)

 

半沢直樹に続いて人気の、あの花咲舞の初登場作品「不祥事」。

本作は2015年にドラマ化され好評を博した「花咲舞が黙ってない」の原作です。

このドラマのヒットを受けて、花咲舞シリーズ第2弾として小説版「花咲舞が黙ってない」が発売されることとなりました。

なので、ドラマの原作の読みたい方は、こちらでお間違いのないように!

花咲舞が、銀行内部の不正や不誠実をバッさバッさと裁くさまに、つい花咲ファンになってしまうかも。 

 

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下町ロケット 

「お前には夢があるのか? オレにはある」

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。
圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。
特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。
男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!

(「BOOKS」データベースより)

 

池井戸節の炸裂する本作。直木賞受賞作ですが、2015年にドラマ化もされ、半沢直樹シリーズに並んでの大ヒット作となりました。

夢と現実の狭間で悩む主人公や、主人公の経営する佃製作所の社員。

そして、大手企業の専横。

仕事の忙しさや理不尽さにもみくちゃにされて、自分がなんのために働いているのかわからなくなってしまった。そんなあなたに、読んでいただきたい1冊です。

大きな感動とともに、自分について前向きに捉え直すきっかけができると思います。

 

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 空飛ぶタイヤ

走行中の大型トレーラーが脱輪し、はずれたタイヤが歩道を歩く若い母親と子を直撃した。トレーラーの製造元ホープ自動車は、トレーラーを所有する赤松運送の整備不良が原因と主張するが、社長の赤松は到底納得できない。独自に真相に迫ろうとする赤松を阻む、大企業の論理に。会社の経営は混迷を極め、家族からも孤立し、絶望のどん底に堕ちた赤松に、週刊誌記者・榎本が驚愕の事実をもたらす。

(「amazon」より)

 

文庫版で826頁に及ぶ長大作。

それだけの重みのあるストーリー、関係人物、そして、主人公の葛藤や苦悩。

読む手を止められなくなること、間違いありません。

半沢直樹シリーズ」の苦労と爽快感、「7つの会議」の謀略と隠蔽、「下町ロケット」のメーカー内部構造や銀行との関係など、彼の作品のあらゆるエッセンスが詰まった作品です。また、実際の大手自動車メーカーが過去に起こした不正を元に、創り上げられた作品な為、そのリアリティーも必見です。

  

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七つの会議

きっかけはパワハラだった! 会社の業績を牽引する稼ぎ頭のトップセールスマンであるエリート課長・坂戸宣彦。彼を社内委員会に訴えたのは、歳上の部下で「居眠り八角」と呼ばれている万年係長・八角民夫だった。そして役員会が下した結論は、不可解な人事の発令だった。いったい二人の間に何があったのか。いったい今、会社で何が起きているのか。事態の収拾を命じられた原島は、親会社と取引先を巻き込んだ大掛かりな会社の秘密に迫る。決して明るみには出せない暗部が浮かび上がる。ありふれた中堅メーカーを舞台に繰り広げられる迫真の物語。日本の今、企業の正体をあぶり出す、大ベストセラーとなった衝撃のクライム・ノベル。(「BOOK」データベースより)

 

 2019年2月公開となった映画「七つの会議」の原作である本作品。

私がキャッチコピーを付けるとするならば、「壮大緻密なパズルの最後のピースがはまる時、”働くこと”の意味を人は知る!」でしょうか。

 

一章ごとに異なる主人公の異なる立場と目線から、ひとつの真実に迫る本作品。

パズルのように、一つ一つのピースからは何もわかりません。ピースが連なり絵が見えてくると、そこに浮かび上がるのはひとつの会社の大きな不正と隠蔽。

その壮大緻密で怒涛のパズルゲームに読者は引き込まれること間違いないでしょう。

 

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最後に

池井戸氏はサラリーマンの味方です。

忙しさや理不尽さに押しつぶされそうになった時、何の為に働いているのかわからなくなった時、一度立ち止まって読んでみてください。

きっと背中を押してくれるような言葉がそこかしこに見つかります。